令和の苦言愚言(26)11月の月例朝礼資料から

10月決算の当社では新しい期に入りました。
昭和47年(1972年)11月創立の当社は来年の11月に満50歳になります。これまでご愛顧いただいた皆様、活躍いただいた社員の皆様、業界団体や同業各社、協力会社などの関係各位にも厚く御礼申し上げます。

さて、11月の経済教室は「税金(徴税)とは」。以前に所得創出のプロセスで、税とは皆さんの所得から徴収されるものであり、それはブラックホールに投げ込むようなもの、と話をしました。
国税庁の子ども向けのページには、「税とは社会を支える会費のようなもの。わたしたちが納めた税金は・・・「みんなのために役立つ活動」や「社会での助け合いの活動」に・・・必要なたくさんのお金をみんなで出し合って負担するのが税金」とあります。
世界大百科の解説には、「国家ないし地方公共団体が,その活動に要する費用を租税として徴収することを徴税という。徴税を国民の側からみた場合には,これを納税という。」と解説されています。
これが普通でみんなそう信じ込んでいいますが、実は完全な間違いなのです。

皆から集めたお金で支出しているのではなく、支出が先で徴収が後ということを、森永康平さんが引用してくれた「モズラーの名刺の逸話」が端的に示しています。
では税金は何のためにあるのか?・・・「課税とはミッションなのですよ」というところまで話が行かなかったので次回に。