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3月の朝会から

今回の朝会ではこのニュースを取り上げました。

政府が「デフレ脱却宣言」をするかも、という話。

ただし、右のイメージ図に付記したように、物価上昇→輸入物価上昇に起因したものだし、企業収益の改善→大企業企業収益改善であり中小企業にはそんなことはないし、賃金上昇→大企業賃金上昇という一部の労働者にしか恩恵なく、かつ実質賃金が安定的に上昇という話は聞いたこともありませんし、個人消費回復→富裕層消費回復にしか見えていません。

単に物価が上がっているから、下がりそうもないからというのが「デフレ脱却」の定義であるならそうなのかもしれません。デフレかインフレかと言われれば後者なので、デフレ脱却を表明すること自体はありなのかもしれません。が、この国はもうデフレ脱却して景気がいい、株価だって史上最高値を更新したというニュースが政策を誤らせるメッセージとならないか、むしろ間違った政策を進めるためのメッセージとして利用しているのではないか。
そんな話をして、政治家に国民多数の感覚を伝えて「国民のための政治をしろ」と要求する必要がまだまだあると言いました、

あと、デフレ期の国民は、賃金上がらず、でも物価も下がりで真綿で首を絞められていた状態でなんとなく我慢し(あきらめ)ていたような状態でしたが、これが賃金上がらず、でもぬっかは上げ続けるとなったら爆発する危惧も感じてしまいます。

ところで「23年にわたり安定成長を妨げてきた」って、マスコミは23年間そんなことを報道し、だから「政府は財政支出しろ!」なんてこと言ってましたっけ???

デフレだろうがインフレだろうが政府は金を使うな、そう言い続けるんでしょうね。

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