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2月の朝会から

今月の朝会ではこんなニュースを取り上げました。

国の経済力を測る指標として使われている1人当たりGDPを生産年齢1人当たりGDPに変えるべきではないか、退職者はGDPに貢献していないのだから、という話。

でも・・・素朴な疑問(反論)。

・生産の合計と所得の合計と需要(支出)の合計は一致するという大原則を考えれば、消費(支出)するだけの退職者もGDPに貢献している。

・高齢化が進み生産年齢人口が減っているからGDPが伸びないって、生産性向上の要素を無視している。

なによりも、

・退職者が財政にとって脅威になりつつあるって、退職者のこれまでの貢献を無視している非道徳的な言い草。

左隅のIOUは1月に取り上げた話(今年は「自分は誰かに借りがある」ことを忘れないようにしよう、という話)ですが、経済的な意味でも社会的な意味でも、私たちは高齢者(あ、私もすでにそうか?!)や退職者に借りがあるんですよ。

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